㈱ツムラ(東京都港区)は9月13日、国内の医療用漢方製剤の需要拡大に伴う、生産能力の増強および安定供給の確保に向け、漢方製剤の中間製品であるエキス粉末を生産する第 4SD 棟と、原料生薬の受入れと保管の機能を有する第3生薬棟を新設すると発表した。新棟建設工事の起工式をは9 月 6 日(金)に行われた。
・漢方薬の需要増加に伴う生産能力増強を目的に2つの新棟を増設
今回の新棟建設は、需要が拡大している医療用漢方製剤の生産数量を増加し、安定供給を実現することを目的としている。
第 4SD 棟は、自動化技術の導入による省人化と、設備能力を向上して切替洗浄時間の短縮を図るなど、さらなる労働生産性の向上を目指す。
第 3 生薬棟は、 ラック式の自動倉庫とすることにより、 入荷後の搬送を無人化しエキス粉末生産量の増産に対応する。また、建屋は耐震構造を採用し、自動倉庫には免震ラックを使用することで、地震発生時の被害を最小限にとどめ、早期の生産再開が可能となる。
<新棟の概要>
■第 4SD 棟
名称:株式会社ツムラ茨城工場第 4SD 棟
所在地:茨城県稲敷郡阿見町吉原 3586
建設・施行会社 鹿島建設株式会社、東レエンジニアリング株式会社
機能:漢方製剤中間製品であるエキス粉末の生産
生産工程:切裁・秤量 ⇒ 調合 ⇒ 抽出分離 ⇒ 濃縮 ⇒ 乾燥
建設費用:約 300 億円
工期:自 2024 年 10 月 1 日 至 2027 年 3 月 31 日
建築面積/延床面積:1,560.90 ㎡/8,462.98 ㎡(地上 7 階建て)
■第3生薬棟
名称:株式会社ツムラ茨城工場第 3 生薬棟
所在地:茨城県稲敷郡阿見町吉原 3586
建設・施行会社:鹿島建設株式会社
機能:原料生薬の受入れ、生薬試験サンプリング、保管
建設費用:約 80 億円
工期:自 2025 年 3 月 1 日 至 2027 年 3 月 31 日
建築面積/延床面積:1,988.00 ㎡/2,941.95 ㎡(地上 2 階建て)
ニュースリリース
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