・医療機器向け電池の需要拡大に伴い、約50億円を投資
マクセル(東京都港区/京都府乙訓郡大山崎町)は9月13日、今後需要拡大が見込まれる医療機器向け一次電池の増産を図るため、小野事業所(兵庫県小野市)の生産設備の増強と建屋の増築に約 50 億円を投資し、2027 年度中をめどに医療機器向け一次電池の生産能力を現在の約 2 倍*1 に増強すると発表した。
小野事業所は 1992 年に操業を開始した事業所であり、主にアルカリボタン電池、酸化銀電池、 コイン形リチウム電池などの一次電池を生産している。これらの電池は、持続血糖モニタリング (CGM*2)やカプセル内視鏡などの小型医療機器に使用されている。医療機器向けの一次電池は 今後もグローバル市場での需要拡大が見込まれるとともに、より高品質な製品の供給が求められて いるが、マクセルの一次電池は、長年培った封止技術、長寿命技術により医療機器向けの電池に 求められる高い信頼性を実現している。
今回の投資は、2024 年 6 月 5 日に公表した中期経営計画 MEX26 の期間における約 350 億 円の成長投資の一環。マクセルは、今後も一次電池の技術開発・生産拠点である小野事業所 から多様なニーズに応える信頼性の高い電池を提供し、社会の発展に貢献していく。
*1 現在の約2倍:2024年7月時点のマクセルの医療機器向け一次電池の生産能力との比較。
*2 CGM:ContinuousGlucoseMonitoring
<建屋増築の概要>
所在地:兵庫県小野市匠台 5
増築面積:約 5,600 平方メートル
完工予定:2027 年 10 月予定
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