東洋エンジニアリング、インドネシアで高吸水性樹脂(SAP)製造設備プラント増設プロジェクトを受注

 東洋エンジニアリング(以下TOYO)のインドネシア子会社であるPT Inti Karya Persada Tehnik(以下IKPT)は9月12日、㈱日本触媒のインドネシア子会社であるPT. NIPPON SHOKUBAI INDONESIA (以下NSI) から、ジャワ島西部チレゴンに新設する高吸水性樹脂(SAP)製造設備プラント増設プロジェクトを受注したと発表した。IKPTが設計、調達業務、建設工事を一括で受注し、2027年のプラントの完工を予定している。

 TOYOは日本触媒向けに、2003年に中国で高吸水性樹脂(SAP)製造設備プラント建設プロジェクトを実施したのを皮切りに、アジアやヨーロッパ、米国で実績を重ねてきた。インドネシア国内では、2011年にNSI向けにアクリル酸およびSAP製造設備プラント建設プロジェクト、2018年にアクリル酸製造設備プラント建設プロジェクトを受注し、完工している。これらの実績を通して培ってきた両社の良好な関係と、インドネシアにおけるTOYOとIKPTの多くの案件の遂行能力が高く評価されたことにより、本件の受注に至った。

 TOYOはEPCビジネスで培った知見を活かし、顧客の事業の発展と、飛躍的な成長を続ける東南アジア市場に貢献していく。

<受注概要>
客先:PT. NIPPON SHOKUBAI INDONESIA (日本触媒グループのインドネシア子会社)
受注者:PT Inti Karya Persada Tehnik(IKPT)
建設地:チレゴン(NSI既存敷地内)
対象設備:SAP 5万トン/年(既存能力9万トン/年と合わせて計14万トン/年の生産能力となる)
役務内容:設計、調達業務、建設工事業務の一括請負
完成予定:2027年

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