ナブテスコは9月10日、精機カンパニーが販売するAGV/AMR*向け駆動ユニット「RVW」シリーズが、清水建設が新開発した「ステージ足場移動台車」へ採用されることに決定したと発表した。
従来、建築現場で使用される足場は、作業場所が変わる度に組み立てと解体を行い、大変手間が掛かっていた。最大荷重3トンに対応する「ステージ足場移動台車」は、解体を要せずに作業フロア内を自在に移動できる台車であり、人手不足や安全確保の課題が指摘される建設現場での省人化や作業時間の効率化に大きく貢献する。
ナブテスコが「ステージ足場移動台車」に提供するAGV/AMR向け駆動ユニット「RVWシリーズ」は、高精度・高剛性である精密減速機RV™をメカナムホイール内に配置したインホイール構造の製品。コンパクトなユニット構造であるため、AGVやAMR本体の内部空間を有効活用でき、顧客による取り付けも簡単に行える。また、全方向への移動が可能なメカナム方式の特長を活かして、最短で正確な位置決めを可能にする。
今回の採用により、ナブテスコは、独創的なモーションコントロール技術を活用したソリューションの提供を拡大し、建設業界における省人化・効率化に貢献していく。
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