NTT グループ、複数メーカーの自動走行ロボットを管制できるサービス「RobiCo®」を用いた施設管理・運営を開始

     NTTコミュニケーションズ(以下 、NTT Com)と㈱NTT Sports X(以下 、NTT Sports X)は9月11日、NTT Sports Xが管理するラグビー場「浦安Dパーク」において、複数メーカーの自動走行ロボットと自動走行ロボット管制サービス「RobiCo®」を導入し施設管理・運営を行う取り組みを2024年9月より開始すると発表した。

■背景
 スポーツ施設の管理・運営にあたっては、警備や清掃・来訪者の対応・競技用設備の維持管理などさまざまな業務を同時に行うための労働力の確保が課題となっている。課題解決のためロボットをはじめとするデジタル技術の活用に期待が寄せられているが、1種類のロボットでは施設管理業務におけるさまざまな業務を代替することができず、各業務に適した複数メーカーのロボットを運用することが必要となる。

■取り組みの概要
 この取り組みでは、将来的なスポーツ施設でのロボット普及を見据え、浦安Dパークで施設管理者が行う管理・運営業務の一部代替を行うため、各種業務に適した複数メーカーのロボットを浦安Dパークに導入し、ロボットの運用体制を複数メーカーの自動走行ロボット管制できるサービス「RobiCo®」を用いて構築する。これにより浦安Dパークで施設管理者が行う管理・運営業務の一部代替を行う。

■今後の展開
 両社はロボット運用による更なる施設管理業務の効率化と運営業務での付加価値の創出を目的として、ロボット活用領域の拡充を引き続き検討する。

 さらに、浦安Dパークをロボットの社会実装に向け必要な取り組みを複合的に実現できる場として位置づけ、ロボットの走行や運用テストなどを行えるテストフィールドとして、ロボットメーカー等のパートナー向けのコンテンツも整備する予定。また、NTT Comが2024年7月に加盟した一般社団法人ロボットデリバリー協会を通じて複数のロボットメーカーや関連企業などとの連携を進めることで、より幅広いユースケースの創出に取り組んでいく。

 今後も両社で連携しながらフィールドを活用し、他のスポーツ施設への展開などロボットの社会実装への貢献をめざす。

 詳細は、ニュースリリース