三一重工が上半期決算(英文版)を発表、海外事業の着実な成長

・海外売上はコア事業売上の62.23%を占める

三一(SANY) :2024年4月9日

 三一重工(SANY)は8月30日、2024年上半期の財務報告を発表しました。当社は2024年上半期の売上高が前年比1.95%減の387億4,000万元(54億5,000万米ドル)だったと報告しましたが、上場企業の株主に帰属する純利益は4.80%増の35億7,000万元(5億300万米ドル)でした。

 厳しい世界市場にもかかわらず、当社は「高品質の発展」の原則を堅持し、営業からの純キャッシュフローが2,204.61%増の84億4,000万元(11億9,000万米ドル)に急増しました。

■急速な国際的成長
 2024年上半期、SANYはグローバルR&Dと製造レイアウトの拡大、アフターマーケット構築の強化、グローバル事業の持続可能な能力の構築により、グローバル化をさらに推進しました。

 今年の上半期、SANYは国際売上高の持続的な成長を遂げました。当社は主要事業の国際売上高235億4,000万元(33億1,000万米ドル)を記録し、前年比4.79%増を記録し、主要事業売上高の62.23%を占めました。
 このうち、アフリカ地域は前年比66.71%増の23億1,000万元(3億2,500万米ドル)と顕著な伸びを示し、アジアおよびオーストラリア地域は2.55%増の91億7,000万元(12億9,000万米ドル)を貢献しました。欧州地域は82億7,000万元で安定成長率1.08%、アメリカ市場は37億9,000万元で4.19%減少しました。

■脱炭素化移行をリード
 2024年、SANYは新エネルギー製品の研究開発への投資を引き続き増やしています。現時点で、今年は80を超える新エネルギー製品が上場しており、そのうちのいくつかは市場で画期的な成果を上げています。たとえば、SW956E電動ホイールローダーは、自社開発のVCUやインテリジェント可変周波数エアコンなどの高度な省エネ技術により、インドネシアから200台の受注を獲得しました。

 技術研究開発の面では、SANYは低炭素化に関連する約30件の特許を取得しています。たとえば、業界初のP2-MTハイブリッド電力技術スキームは、大型車両のギアシフト中の電力中断の問題を改善しただけでなく、ソフトウェアの合理的な調整を通じて大幅な燃料節約を実現し、ハイブリッド製品の技術ギャップを埋めました。

■重要な研究開発とイノベーションの成果
 「グローバル化、デジタル化、脱炭素化」戦略に基づき、SANYは高いレベルの研究開発投資を維持しています。2024年上半期、同社は研究開発に26億1,000万元(3億6,700万米ドル)を投入しました。2024年上半期の時点で、SANYは6,320人の研究開発要員を擁しており、そのうち39%が大学院以上の学位を取得しています。

 特許に関しては、2024年にSANYは575件の特許(ソフトウェア著作権を除く)を申請し、そのうち357件が発明特許で、351件が認可されました。

 さらに、SANYは2024年上半期にSY2000鉱山ショベル、第3世代RC中型ショベル、33メートルポンプトラック、STC2000C8-8トラッククレーンなど、数多くの革新的な製品を発表しました。

 SANY の研究開発、国際展開、持続可能性への取り組みは、成長と革新への継続的な取り組みを反映しています。2024 年上半期の同社の業績は、変化する市場環境の中で将来の発展に向けた基盤を築いています。

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。