正興電機製作所、北九州学術研究都市内に「ひびきの研究開発センター(仮称)」を建設

 ㈱正興電機製作所(福岡市博多区)は8月28日、同日開催の取締役会において、北九州学術研究都市内にひびきの研究開発センター(仮称)を建設することを決議したと発表した。

■建設の目的
 正興電機製作所グループの事業成長の柱である、DX・GX を加速させるとともに、オープンイノベーションを促進し、新たな事業・製品の創出による事業拡大を目的として、北九州学術研究都市において、産学官連携での最先端の 製品・技術開発を行うための研究開発拠点整備事業を進めるもの。

 また、北九州市と立地協定を締結し、停電時など、周辺施設へ電力を供給できる地域 EMS(エネルギーマネ ジメントシステム)の推進を計画している。

<建設の概要>
(1)名称:ひびきの研究開発センター(仮称)
(2)所在地:北九州学術研究都市 北九州市若松区ひびきの北2丁目
(3)敷地面積:9139.15 m²(2023 年 11 月取得)
(4)建築物:
①研究開発棟(仮称:T サイト/Technology):
建築面積:700 m²(延床面積 2,000 m²)
構造:地上3階建 鉄骨造
施設用途:産学官連携や地域企業との協業による新事業開発

②先端モノづくり棟(仮称:M サイト/Manufacturing/MONODUKURI)
建築面積:1,700 m²(延床面積 3,100 m²)
構造:地上2階建 鉄骨造
施設用途:上記研究開発の際の試作・検証、事業化した際のモノづくり

(5)主要設備:
・次世代蓄電池(レドックスフロー電池)を活用した電力需給制御システム
・AI、ロボティクス技術を活用した設備遠隔監視などのスマート保安システム。
 上記をはじめ、新製品・新技術の開発に向けた実証設備

(6)スマート事業所:太陽光発電や蓄電システムをはじめとする創エネ・蓄エネ設備や省エネ設備を 採用した地産地消のゼロエネルギービルディング(ZEB)とする。また、自 社のスマート保安システムによる設備管理の効率化・高度化を図り、環境保全 とスマート化を実現するモデル事業所を構築する。
(7)着工予定時期:2024 年 10 月
(8)竣工予定時期:2026 年4月
(9)投資額(見込み):約 41 億円

 ニュースリリース