建設機械出荷、2024年7月は0.3%増の2,961億円、6カ月振りの増加

 日本建設機械工業会が8月29日に発表した2024年7月の建設機械出荷金額によると、内需は 5.7%増加の909 億円、外需は 1.9%減少の2,051 億円となった。その結果、内需は 3 カ月振りの増加、外需は 6 カ月連続の減少となった。総合計では 0.3%増加の 2,961 億円となり、6 カ月振りの増加となった。

■ 内需は 5.7% 増の 909 億円 、3 カ月振りの増加
 機種別に見ると、トラクタは 11.9%増加の 114 億円、油圧ショベル 0.6%増加の 248億円、建設用クレーンは 10.1%増加の 172 億円、道路機械は 35.3%増加の 30億円、基礎機械は 21.9%増加の 35 億円、油圧ブレーカ・圧砕機は 15.7%増加の 23 億 円の 6 機種と補給部品 10.2%増加の 130 億円が増加した。

■ 外需は 1.9%減の2,051 億円、6 カ月連続の 減少
 機種別に見ると、トラクタは 16.3%増加の 244 億円、建設用クレーンは 26.5%増加の 107 億円、道路機械は 30.1%増加の 48 億円、油圧ブレーカ・圧砕機は 13.4% 増加の 9 億円、その他建設機械は 8.8%増加の 316 億円の 5 機種と補給部品 19.4% 増加の 260 億円が増加したものの、他 4 機種が減少した。

 地域別に見ると、北米が 2 カ月振りに増加するなど、全 9 地域中 3 地域で増加したものの、他 6 地域で減少した。

■7月の油圧ショベル国内出荷台数は11.5%増の1,196台

 7月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ837台(前年同月比8.2%減少)、油圧ショベル1,956台(同11.5%増加)、ミニショベル 2,054台(同14.5%減少)、クローラクレーン20台(同20.0% 減少)、ラフテレーンクレーン104台(同11.9%減少)、アスファルトフィニッシャ36台(同12.5% 増加)――となった。

 2024年7月度建設機械出荷金額統計(ニュースリリース)