・ロボットの動作を音声で案内することで、エレベーター利用者に安心感を提供
三菱電機と㈱国際電気通信基礎技術研究所 (以下、 ATR)は8月29日、ロボットがエレベーターに乗降する際、ロボットの動作情報をエレベーターのかご内で音声案内することにより、エレベーター利用者に対して安心感を提供するヒューマンファシリティインタラクション(以下、HFI)機能を開発したと発表した。
近年、オフィスビルや商業施設などにおいて、清掃や警備、搬送などさまざまなサービスロボットの導入が進んでおり、エレベーターと連携することで、フロア間の移動を自動化できる技術・サービスが実用化されている。さらに、人とロボットがエレベーターに同乗できる機能によって、効率良くフロア間の移動を行うことが可能となる。一方で、人とロボットがエレベーターに同乗する際には、一般的にエレベーターの利用者がロボットの動作に対して配慮することが求められるが、ロボットの動作情報がエレベーターの利用者に伝わらず、利用者が不安やストレスを感じやすいという課題がある。
三菱電機と ATR は今回、人が常に一歩先を予測して行動し、他人に対して無意識にストレス軽減動作(会釈や、声掛けなど)を行う点に着目し、エレベーターへのロボット乗降時に、エレベーター利用者に動作情報を音声で案内する HFI 機能を開発した。ロボットもしくはエレベーターから、ロボットの動作情報をエレベーターの利用者に直接伝えることで不安やストレスを軽減することが期待できる。
開発成果の詳細は、米国カリフォルニアで 8 月 26 日から 30 日まで開催される「IEEE RO-
MAN 2024」で 8 月 29 日(現地時間 14 時 40 分)に発表する予定。
詳細は、ニュースリリース
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