守谷輸送機工業、栃木県芳賀町に焼付塗装の新工場建設

 守谷輸送機工業(横浜市金沢区)は8月26日、栃木県芳賀郡芳賀町に新工場を建設すると発表した。

 同社は、生産能力の拡大、外注費の削減等を目的として、宇都宮工場の増改築と生産設備の導入を進めており、これにより、宇都宮工場のパネル製作枚数が増加する。これに合わせ、生産の最適化や物流効率の改善等を図るため、宇都宮工場に近い栃木県芳賀郡芳賀町に塗装工場を建設するもの。

 同社の主力製品である荷物用エレベーターは、物流センターや倉庫、半導体関連施設、データセンター、生産拠点、研究施設などの建築棟数の伸長に伴い、受注増が続いている。この好調な需要に対応するため、現状500 台の生産能力を2027年3月期までに 600 台に増強することとし、2023 年8月に鳥浜製品管理センターが稼働を開始し、さらに、2024 年9月稼働を目指して宇都宮工場の増改築を進めている。宇都宮工場で製作するパネルは現在、神奈川県まで運搬して、本社工場に新設した設備および外注先で焼付塗装をしているが、2024 年 9 月以降、宇都宮工場で製作するパネルの枚数が増えるため、宇都宮工場近辺に塗装工場を新設して、生産の最適化や物流効率の改善を図ること にした。
<新工場概要>
所在地:栃木県芳賀郡芳賀町
土地面積:2,229㎡(約674坪)
土地取得価格:5,600万円
建物構造:鉄骨造
延床面積:1,304㎡
作業内容:焼付塗装
建物・設備費用:5億3,000万円
着工:2025年6月
稼働開始:2026年5月

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