プロロジス、自動フォークリフト開発スタートアップ のハクオウロボティクスと資本業務提携

・インキュベーション施設「INNO-BASE TSUKUBA」入居企業との初提携

 物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区)は8月27日、自動フォークリフト開発・販売のスタートアップ企業である㈱ハクオウロボティクス(東京都荒川区)と資本業務提携を締結したと発表した。

 ハクオウロボティクスは、プロロジスが運営するインキュベーション施設「inno-baseTSUKUBA」の入居企業。プロロジスでは「inno-base TSUKUBA」に入居する企業等、物流業界や物流施設と親和性のあるスタートアップ企業の事業成長支援に取り組んでいる。同施設入居企業との資本業務提携は今回が初めて。

■ 提携の経緯と今後の取り組み:9月の展示会、11月の販売開始に向けて支援を強化

 ハクオウロボティクスは自動フォークリフトの開発・実証実験の場として2023年10月から「inno-base TSUKUBA」を利用している。プロロジスはハクオウロボティクスへの支援として、PoC(製品の概念実証)協力企業の紹介や、神奈川県のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク横浜鶴見」での走行実験など自動フォークリフト「AutoFork」の開発支援を行ってきた。

 プロロジスは、物流業界の課題を解決するソリューション開発に尽力しており、自動フォークリフトの普及が物流業界の省人化に寄与し「物流の2024年問題」への一助にもなることから、今回の資本業務提携を決定した。今後、プロロジスのネットワークを活かして製品化およびマーケティング支援等を強化し、自動フォークリフト普及を後押しする。

 9月10日~13日に開催される「国際総合物流展2024」(東京ビッグサイト東1~8ホール)では、ハクオウロボティクスの展示ブースに「AutoFork」の実機が展示される。また、11月には初号機の製品版が完成見込みであり、販売開始にあたってプロロジスが見込み顧客の紹介を行う。

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