ヤンマーホールディングスは8月26日、グループ会社であるYanmar Coromandel Agrisolutions(ヤンマーコロマンデルアグリソリューションズ)を通じて、CLAAS India(クラースインディア)の全株式を取得すると発表した。株式譲渡は2024年9月30日の完了を予定。インドでのコンバイン生産の実績がある同社をヤンマーグループに迎えることで、インドにおけるアグリ事業の拡大を加速させる。
■ヤンマーアグリ株式会社 代表取締役社長 所司ケマル氏のコメント
「インドは世界でも穀物生産量がトップクラスであり、アグリ事業において非常に重要な市場です。今回の買収で幅広い商品ラインアップが展開できるようになり、インド国内でのヤンマーのプレゼンス向上に大きく貢献すると考えています。今後、両社の強みを生かし、より多くのお客さまにヤンマーの商品をお届けしていきます。」
■CLAASグループCEO Jan-Hendrik Mohr(ヤン・ヘンドリック・モール)氏のコメント
「CLAASとヤンマーは、技術的な品質と、信頼性の高い製品へのこだわり、農業従事者をはじめとするステークホルダーとの関係性など、多くの共通の価値観を持っています。CLAASグループとして、インドでの農業機械市場におけるヤンマーのさらなる発展を祈っています。CLAASは今後も自社製品のサポートを行い、インドでのエンジニアリングと調達活動を成長させていきます。」
■CLAAS社について
CLAASは1913年創業のオーナー企業であり、農業機械のリーディングカンパニー。ドイツ・ハルセヴィンケルに本社を置く、飼料作物の収穫用作業機のマーケットリーダーで、コンバインでもヨーロッパ市場をけん引している。トラクターや農業用圧縮梱包機、収穫機などが世界中で販売され、最先端のスマート農業関連製品もラインアップしている。グローバルで1万2,000人以上の従業員が働いており、2023年には61億ユーロの売上を達成している。
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