トーヨーカネツ、和歌山県橋本市での工場建設用地取得を見送り

 トーヨーカネツ(東京都江東区)は8月13日、和歌山県橋本市
で予定していた工場用地取得を見送ったと発表した。工場用地取得により計画していた生産体制の強化等については、既存工場の設備・体制強化等を含め、今後あらためて検討していく。

 工場用地については用地造成時の不具合が判明しており、当初見込んでいたスケジュールでの工場稼働が不確実な状況となっていた。このような状況の中、別途進めていた現和歌山工場(有田市)の新棟建設・既存棟改良工事内容の見直し等の代替策の検討・実施を行う必要が生じ、事業計画の着実な遂行および二重投資負担の回避のため、工場用地取得については見送りを決定した。

 引き続き、省力化・省人化ニーズの高まりを背景とした多様化・高度化を伴う物流システム需要の増加に応え事業規模の拡大を実現するため、生産効率の改善等による生産能力の向上を図っていく。

 また、二拠点体制の構築により強化を見込んでいた BCP 対策については、現和歌山工場の設備強化等により実現していく。

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