鍛圧機械、24年7月の受注は18.0%減の271.4億円

 日本鍛圧機械工業会は 8月8日、2024年7月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は271.4億円と、前年同月比で18.0%の減となった。4月を除き9ヵ月のマイナス。特にブレス系は前年同月の輸出が高かったこともあり大幅なマイナスとなった。今後、円高傾向に進むとなると、輸出関連への影響がでてくることも懸念材料となることから、国内需要での継続的な回復を期待するとしている。

 機種別によると、ブレス系機械が83.0億円で46.3%の減となった。小型ブレス 25.6%増、油圧ブレス 72.9%増、フォーミング36.3%増だったが、中型・大型・超大型ブレスは軒並みマイナスだった。板金系機械も113.3億円で0.6%の若干増となった。レーザ・プラズマ6.1%増、パンチング19.3%増でブレーキのみ21.2%減だった。サービス系は75.1億円の18.2%増だった。

 国内は117.7億円で15.2%と4カ月ぶりの増となった。鉄鋼2.3倍、輸送43.8%増、電気48.4%増で、一方、金属2.0%減、一般18.6%減だった。

 輸出は78.6億円で52.4%の減だった。中国向が7ヵ月ぶりの17.4%増で、韓国向も2.5倍。北米向66.8%減、インド向46.3%減、東南アジア向80.6%減、欧州向35.4%減となった。

 ニュースリリース