神戸製鋼、24年4〜6月の建設機械(コベルコ建機)売上は5.1%増の928億円、24年度予想は1%減の4,000億円に下方修正

 ㈱神戸製鋼所が8月7日に発表した2025年3月期第1四半期(4〜6月)連結業績によると、建設機械部門(コベルコ建機)の売上高は、前年同期比5.1%増の928億4,000万円、経常利益は同18.1%増の17億円となった。油圧ショベルでの販売台数の減少や固定費を中心としたコストアップの影響があるものの、円安による輸出採算の改善などにより、増益となった。
 第1四半期における油圧ショベルの販売台数は、前年同期比18%減の4,600台(前年同期:5,600台)。うち国内は1,100台(同:1,500台)、海外は15%減の3,500台(同:4,100台)。また、クローラークレーンは、71%増の77台(同:45台)だった。

 2024年度については、売上高は前年度比1%減の4,000億円(前年度4,040億円)、経常利益は90億円(前年度91億円)となる見通 し。欧州での事業環境の悪化や、北米におけるシェア回復遅れによる油圧ショベルの販売台数の減少により、価格転嫁の推進やコスト改善など織り込むものの、減益の見通し。

神戸製鋼所の2025年3月期第1四半期決算短信

 詳細は、決算説明資料