渋谷工業、インド・ニューデリーに新たに営業拠点を設置

 渋谷工業は8月6日、パッケージングプラント製品のインド市場におけるマーケティングと顧客開拓を目的として、インド・ニューデリーに新たに営業拠点を設置し、2024 年8月より営業を開始したと発表した。当面はインド国内における営業活動と現地法人設立の準備を行い、2025年6月までに現地法人を設立する予定。渋谷工業グループによるアジア地域における現地拠点の設立は、中国、台湾、タイ、マレーシア、インドネシアに次ぎ6か国・地域目となる。

 インドには、渋谷工業のメカトロ事業の主力製品である医療機器が年間約 2,000 台出荷されており、近年、半導体製造装置も納入され、プラント事業の飲料や製薬業界向け設備においても同国内のメーカーから商談など増加傾向にある。

 インド経済は、年率約7%で成長し今後もその成長が続くと見込まれており、上位中間層が拡大している。特に大都市圏を中心とした先進国並みのライフスタイルの普及を背景とした飲料の需要も伸長し、渋谷工業が主力とする PET ボトル飲料無菌充填システムの需要拡大が見込めるとともに、 同国の製造業振興策から、半導体製造装置等の需要も拡大する見込み。

 渋谷工業は、世界じゅうの人々の生活に不可欠な製品づくりを革新する会社になることを中長期ビジョンとし、経営方針のうちグローバル戦略の推進は重要な位置づけとしている。今回の新営業拠点設立は、 戦略マーケットの開拓を目的として今後もインド市場の開拓と販路拡大に向けて、グループ企業間の更なる連携を図り、経営基盤の強化に取り組んでいく。

<インド新拠点の概要>
所在地:インド ニューデリー
営業開始日:2024年8月
従業員数:当初は駐在員1名を派遣し、現地法人設立までに現地スタッフ採用など増員予定
事業内容:インド市場におけるマーケティングと顧客開拓

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