インドネシアのユナイテッド・トラクターズ、24年1〜6月の建設機械売上は23%減

・コマツの販売台数は32%減の2,147台、シェアは28%でトップ

・全社売上は6%減 の64.5兆ルピア、純利益は15%減の9.5兆ルピア

 PT United Tractors Tbk (以下、ユナイテッド・トラクターズ):2024年7月30日

 ユナイテッド・トラクターズは、2024年上半期の連結財務諸表を発表しました。2024年上半期、同社は64.5兆ルピアの売上高を記録しました。これは、建設機械および石炭採掘部門の業績低下により、2023年の同時期の68.7兆ルピアと比較して6%減少しています。売上高の減少、財務コストの増加、為替差損が相まって、純利益は11.2兆ルピアから15%減少して9.5兆ルピアとなりました。(1ルピアは約0.01円)

 ユナイテッドトラクターズ2024年上半期データ

■建設機械部門
 2024年6月までのコマツの重機販売台数は、鉱業、建設、林業部門での販売減少により、3,145台から2,147台に32%減少しました。社内市場調査によると、コマツは28%の市場シェアで重機市場をリードしています。

 スペアパーツとサービスの売上高は、6兆ルピアから10%減少して5兆4,000億ルピアになりました。スカニア製品の販売台数は449台から182台に減少し、UDトラックスは主に鉱業部門での需要減少により170台から82台に減少しました。全体として、建設機械部門の売上高は15兆6,000億ルピアで、前年比23%減少しました。

 

 

■その他部門
 そのほか、鉱業請負部門の収益は15%増の27兆9,000億ルピアとなりました。表土除去は13%増の5億9,000万bcm、石炭生産量は18%増の7,000万トンとなりました。石炭鉱業部門の石炭販売は750万トンと17%増加したものの、平均石炭販売価格の低下により売上高は23%減の15兆5,000億ルピアとなりました。金およびその他の鉱物鉱業部門の売上高は37%増の4兆4,000億ルピアとなり、金の販売量は11万オンスとなりました。建設産業は39%増の1兆1,000億ルピアの売上高を記録しました。エネルギー部門は350億ルピアの売上高を記録しました。

 ニュースリリース
 詳細は、第2四半期レポート