DMG森精機、24年1〜6月売上は5.7%増の 2,637億円、24年予想は 2.0%増の5,500億円

 DMG森精機 が7月31日に発表した2024年12月期第2四半期累計(1〜6月)連結業績によると、売上収益は2,637億円(前年同期比5.7%増)、営業利益は232億円(同2.8%増).税引前中間利益は205億円(同4.2%増)、親会社の所有者に帰属する中間損失は9億円(前年同期は+149億円)となった。

 第2四半期(中間期)の連結受注額は、2,667億円となり、前年同期(2023年1〜6月)比では3.3%減となった。一方、四半期ベースでは、4〜6月の連結受注額が前年同期(2023年4〜6月)比0.5%減と、ほぼ横ばい水準を維持した。工程集約機、自動化をはじめとする顧客への価値提案力が向上し、機械1台当たりの受注単価が、2023年度平均の61.9百万円から73.4百万円へと大きく伸長した。また、連結受注の22%を占めるサービス・補修部品の受注額が前年同期比12%増と寄与した。上半期の受注実績を踏まえ、年度の連結受注見通しを、従来計画の5,200億円から5,300億円へと増額した。

 地域別受注額は、前年同期比、米州(構成比:22%)が15%増、欧州(同:57%)が4%増と、円安の効果もあ り順調に拡大した。日本(同:10%)は16%減、中国を除くアジア(同:5%)は11%減となった。当該 2地域は、4-6月には、前四半期比で増加に転じている。中国(同:6%)は、前年同期が過去のピーク水準 であったことに加え、昨年から輸出管理をより強化した影響もあり、49%減となった。

 産業別の需要は、メデ ィカル、民間航空機、宇宙、金型が好調に推移している。半導体関連も4-6月期から回復基調にある。

 機械本体の受注残高は、2023年12月末の2,470億円から、2024年6月末には2,730億円へと増加した。この機械受注残高と下半期のサービス・補修部品、グループ会社の売上により、当年度の売上計画5,500億円は達成できるものと考えている。

 

■次期の見通し
 連結業績予想及び前提条件については、2024年4月26日の「2024年12月期 第1四半期決算短信」で公表した通期の連結業績予想(下記)を据え置いた。

 2024年12月期の業績(連結)の見通しは、売上収益5,500億円(前期比 2.0%増)、営業利益585億円(同5.7%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益360億円(同6.1%増)。

 DMG森精機の2024年12月期第2四半期決算短信

 第2四半期決算リリース

 第2四半期決算説明資料