日揮HD、神戸・ポートアイランドで世界初のガス発酵によるバイオものづくり研究棟の起工式を実施

 日揮ホールディングス(神奈川県横浜市、以下、日揮HD)は7月29日、神戸市の「ポートアイランド」に世界初のガス発酵によるバイオものづくり研究棟を新設するにあたり、現地で起工式を実施したと発表した。

 同研究所の新設は、日揮HDとバッカス、㈱カネカ、㈱島津製作所の4社がNEDOに共同提案した「CO2からの微生物による直接ポリマー合成技術開発」プロジェクトの一環として行うものであり、同プロジェクトは、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた国家プロジェクト『グリーンイノベーション基金事業/バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進』として採択されている。

 日揮HDはこの研究棟を中核として、バイオものづくりの社会実装を推進し、持続可能な社会の実現に貢献していく。

<バイオプロセス研究所 研究棟1棟目の概要>
建設予定地:兵庫県神戸市中央区港島南町7丁目3番7
着工予定地:2024年8月
竣工予定:2025年12月
敷地面積:約10,000㎡
研究棟規模:4階建 延床面積 約4,000㎡
主要設備:生産プロセスの段階的なスケールアップ、生産実証を実現するために、数リットルから数百リットルのベンチスケールガス培養槽を棟内に複数設置予定。

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