建設機械出荷、2024年6月は8.7%減の3,103億円、5カ月連続の減少

 日本建設機械工業会が7月31日に発表した2024年6月の建設機械出荷金額によると、内需は 5.1%減少の 902 億円、外需は 10.0%減少の2,201 億円となった。その結果、内需は 2 カ月連続の減少、外需は 5 カ月連続の減少となった。総合計では 8.7%減少の 3,103 億円となり、5 カ月連続の減少と なった。

■ 内需は 5.1%減少の 902 億円 、2 カ月連続の減少

 機種別に見ると、建設用クレーンは 8.2%増加の 259 億円、コンクリート機械は23.1%増加の 22 億円、油圧ブレーカ・圧砕機は 39.1%増加の 26 億円の 3 機種が増加したものの、他 6 機種と補給部品が減少した。

■ 外需は 10.0%減少の2,201 億円 、5 カ月連続の減少

 機種別に見ると、トラクタ 3.5%増加の 299 億円、建設用クレーンは 33.7%増加の155 億円、道路機械は 7.3%増加の 50 億円、コンクリート機械は 77.1%増加の 2 億 円、その他建設機械は 0.8%増加の 322 億円の 5 機種と補給部品 8.2%増加の 245 億円が増加したものの、他 4 機種が減少した。

 地域別に見ると、中近東が 13 カ月連続で増加するなど、全 9 地域中 2 地域で増加したものの、他 7 地域で減少した。

■6月の油圧ショベル国内出荷台数は12.0%減の1,683台

 6月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ813台(前年同月比5.9%減少)、油圧ショベル1,683台(同12.0%減少)、ミニショベル1,904台(同13. 3%減少)、クローラクレーン37台(同9.8% 減少)、ラフテレーンクレーン160台(同9.6%増加)、アスファルトフィニッシャ45台(同10.0% 減少)――となった。

 2024年1~6月累計では、ホイールローダ4,743台(前年同期比5.9%減少)、油圧ショベル8,709台(同26.1%減少)、ミニショベル10,309台(同18.9%減少)、クローラクレーン156台(同横ばい)、ラフテレーンクレーン616台(同14. 3%減少)、アスファルトフィニッシャ151台(同34.6%減少)――となった。

 四半期統計機種の1~6月累計によると、トラック搭載型クレーン他は、5,764台(同 3.4%減少)、高所作業車は7,200台(同7.5%増加)――となった。

 2024年6月度建設機械出荷金額統計(ニュースリリース)