古河産機システムズ、東京都下水道局からポンプ設備工事を受注

・森ヶ崎水再生センターに汚泥ポンプ10台設置

 古河機械金属グループの中核事業会社で、産業機械部門を担う古河産機システムズ(東京都千代田区)は7月26日、東京都下水道局より森ヶ崎水再生センター汚泥ポンプ設備改良工事を受注したと発表した。

 東京都大田区にある森ヶ崎水再生センターは、東西二つの施設からなる国内最大の水再生センターで、本工事は、老朽化した汚泥ポンプ設備を改良し、水処理機能の向上を図るために行われる。古河産機システムズは、同センターの東施設に5台、西施設に5台、計10台の汚泥ポンプを新たに納入し、既存のポンプ設備の改良工事を請け負う。

 古河産機システムズのポンプ事業は、同社グループの発展の礎となった足尾銅山で自家消費用として製造したことに始まり、1920年代(大正時代)には外販を開始した。その後、1954(昭和29)年に一般市販を開始し、鉱山・製鉄・製紙・土木・上下水道・公害関連などの各分野で多く使用された。耐摩耗・耐食性が評価され、現在では、全国各地の工場をはじめ、浄水場・下水処理場などの公共インフラ、東京湾横断道路(アクアライン)などの泥水シールド工事現場など幅広い分野で納入している。古河産機システムズの下水処理場向けの汚泥ポンプは現在、全国約2,200箇所、約12,000台以上が稼働(当社推定)しており、国内シェアは約60%を誇っている。

 古河産機システムズは、今後も顧客が抱えるポンプ設備の老朽化更新需要に応え、高効率による省エネ、長寿命化によるランニングコスト低減に貢献していく。

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