ダブルビーゼット、さつまのジビエファクトリーを新設

 ダブルビーゼット(鹿児島市名山町)は、鹿児島県薩摩郡さつま町に、シカ、イノシシ、アナグマをジビエとして食肉処理加工する、「さつまのジビエファクトリー」を新設する。7月1日、鹿児島県が発表した。

 ダブルビーゼットは、2018年11月にマーケティング支援やWEB 広告の運用、クリエイティブ制作を行う企業として東京都港区で設立した。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い,コロナ禍の働き方として,地方にいながらリモートで事業ができるようになり、代表が鹿児島に滞在中には、捕獲された野生鳥獣のほとんどが埋設処分されている現状を知り、この地域資源を有効に活用したビジネスにつなげたいとの思いから、2021年に本社を鹿児島へ移転し、今回のジビエ処理加工施設の建設計画に至った。その間、鹿児島市の「天文館かごしま横丁」でジビエをメインに取り扱う居酒屋を試験的に出店した経験を持つ。

 今回の施設はシカ、イノシシ、アナグマをジビエとして食肉処理加工するもので、建設にあたっては国の交付金を活用することとしている。

 食肉加工後の製品については、得意分野であるWEB マーケティング等を活用してEC (ネット)を中心に販売を行う計画である。
 今回の処理加工施設建設により、鳥獣被害の減少とジビエの利活用はもとより、地域における新たな雇用の創出と地域経済の浮揚発展に大きく貢献するものと期待される。

<会社概要>
所在地:鹿児島県鹿児島市名山町9番15号(mark MEIZAN内)
設立:2018年11月
代表者:代表取締役社長 馬場添 佳
資本金:300万円
従業員数:4名
事業内容:マーケティング支援、WEB 広告運用、クリエイティブ制作

<工場新設の概要>
工場名:ダブルビーゼット株式会社 さつまのジビエファクトリー
所在地:鹿児島県薩摩郡さつま町広瀬899番地1
用地面積:810㎡
建物面積:208㎡
操業予定:2025年4月
投資予定額:約5,916万円
新規雇用予定者数:3名
事業内容:イノシシ・シカ・アナグマのジビエ処理加工
生産計画:約2,508万円/2025年度

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