日本鍛圧機械工業会は 7月8日、2024年6月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は295.3億円と、前年同月比で13.4%の減となった。プレス系、板金系、サービス系すべてでマイナスとなった。コロナ明けの22、23年ほどの勢いはないが、世界経済の不透明感がある中で、堅調に推移している感もあり、後半の伸びに期待したい。
機種別によると、プレス系機械が115.1億円で8.5%の減となった。大型プレスは2.7倍、油圧プレスも76%増となったが、小型・中型・超大型プレス、自動化装置は軒並みマイナスだった。
板金系機械も101.8億円で25.4%の減となった。レーザ・プラズマ17.3%減、ブレーキ17.2%減、パンチングも46.6%減となった。サービス系は78.5億円で0.2%と若干の減だった。
国内は97.7億円で36.0%の減であり、鉄鋼のみ24.5%増で、輸送48.9%減、金属18.7%減、一般15.8%減、電気69.7%減だった。
輸出は119.1億円で8.6%の増だった。北米向け40.7%増、インド向け、3.1倍、韓国・台湾け向け35.9%増だったが、中国向け40.2%減、東南アジア向け27.1%減、欧州向け42.8%減となった。