DMG 森精機、SBT 「ネットゼロ目標」の認定を取得

 DMG 森精機およびグループ会社のドイツ DMG MORI AKTIENGESELLSCHAFTは7月1日、2050 年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「ネットゼロ」の目標において、2024 年 6 月に国際的な環境団体の SBT イニシアチブから認定を取得したと発表した。

 DMG 森精機は 2021 年 11 月に、2030 年までの温室効果ガス排出量削減目標について SBT 認定を取得した。2019 年を基準として、2030 年までに Scope 1 および Scope 2 で 46.2%の排出削減、Scope 3 で 13.5%の排出削減を目標としていた。

 今回のネットゼロの認定取得により、2019 年を基準として、2030 年までの短期目標においては Scope 3 の排出削減を 27.5%に引き上げ、2050 年までの長期目標においては、Scope 1、Scope 2、Scope 3 の合計で 90%の排出削減を新しい目標としている。残りの 10%は大気中からの炭素除去によりネットゼロを実現できることが定められている。

 DMG 森精機は、持続可能な社会を目指し、人と自然が共生できる社会、資源循環型の社会に向けた取り組みを行っている。グループ全体で太陽光発電システムの導入や CO2 フリー電力の購入など再生可能エネルギーの活用拡大を図るとともに、工作機械の製品ライフサイクルの各段階で資源を有効活用するサーキュラーエコノミーの強化など、CO2 排出量削減に向けた様々な取り組みを進めている。また、当社が推進するマシニング・トランスフォーメーション(MX)は、顧客の生産性向上と経営資源の節約になり、CO2 排出量の削減につながる。DMG 森精機は、工作機械事業の深化を追求することが気候変動というグローバルな課題に貢献するものと考えており、今後も持続可能な社会の実現に向けて積極的に取り組んでいく。

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