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技研製作所、オランダの世界遺産運河の護岸改修PJ 商業化フェーズのフレームワーク合意を締結

・パイロット施工での圧入技術の優位性が評価。工法普及への大きな一歩

 ㈱技研製作所は5月28日、グループ企業・Giken Europe B.V.(技研ヨーロッパ)と、オランダの建設会社の Gebr. De Koning B.V.(デ・コーニング社)、Van Gelder B.V.(ヴァン・ゲルダー社)で構成される合弁会社「G-Kracht B.V. (ジークラフト ビー・ブィ)」が4月10日、オランダの世界遺産「アムステルダムの環状運河地域」の護岸改修のための新技術開発プロジェクトおいて、発注者であるアムステルダム市と商業化フェーズのフレームワーク合意を結んだと発表した。昨年3月に圧入工程が完了したパイロット施工(実証施工、施工延長 208m)が評価されたもので、今後4年間で計1.3km(パイロット施工含む)区間の工事受注が保証されます。今秋より順次圧入施工を開始する予定。

 パイロット施工では、本番の工事環境と同等の制約条件の中、効率的な圧入工事を実現した。使用したのは、既設護岸を撤去せず貫通して施工できる鋼管杭回転切削圧入工法「ジャイロプレス工法Ⓡ」と、機械装置を既設杭上で稼働させ仮設工事を不要とする電動「GRB システムⓇ」。世界遺産の美しい景観を成す並木の下でも、樹木を伐採することなく、無振動・無騒音かつカーボンニュートラルに貢献しながら施工した。その様子に地元住民からは驚きの声があがり、発注者からは高い評価を得た。商業化フェーズでも、世界が注目する本プロジェクトにおいて、圧入技術の優位性を各地で実証していくことで、工法普及の加速、ひいては世界の建設課題の解決に貢献していく。

 詳細は、ニュースリリース

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