クボタなど、三重県桑名市から「桑名市基幹管路耐震化設計施工一括方式整備事業」を受注

・複数の対象路線を短期間で耐震管に更新

 ㈱クボタは5月28日、同社を含む民間企業グループが、三重県桑名市との間で、DB方式(Design Build:設計・施工一括発注方式)による「桑名市基幹管路耐震化設計施工一括方式整備事業」に関する契約を締結したと発表した。

<受注案件の概要>
事業名:桑名市基幹管路耐震化設計施工一括方式整備事業
事業内容:基幹管路(導水管・送水管等)を耐震管へ更新する設計・工事業務
配管延長:ダクタイル鉄管φ200~400㎜ 約8,075m
事業期間:2024年4月30日~2029年2月28日(予定)
発注方式:DB方式(Design Build:設計・施工一括発注方式)
契約締結日:2024年4月30日
契約金額:約23億円(税込)
構成員:株式会社クボタ(代表企業)、株式会社伊藤水道建設、株式会社NJS

■ 受注案件の背景と経緯
 桑名市は「桑名市上水道基本計画」に基づき、水道施設の老朽化対策・災害対策等に取り組んでいる。
受注案件は市内に点在する老朽化した基幹管路(全6工区)を耐震管へ更新するものであり、DB方式を採用することで、効率的な設計・施工、及び品質確保に加え、工期短縮による早期の基幹管路の耐震化実現が期待されている。
 クボタを含む民間企業グループの提案内容が、同案件の趣旨を十分に理解し工事の確実性を示していると評価され、選定に至った。

■案件におけるクボタの役割
 クボタは、代表企業として市内建設企業や設計企業と協業し、基幹管路の設計から施工までの一連の業務を担う。
 これまで培ってきた管路整備の技術力やノウハウを最大限に活用することで、桑名市水道事業の長期間にわたる安定的で効率的な運営の実現に寄与し、地域社会の発展に努めていく。

■今後の展開
 昨今、重要な水環境インフラ施設の整備・運転・維持管理においては、民間企業が持つ事業ノウハウの活用・導入が進められている。
 クボタグループは、上水・下水における様々な製品・技術・サービスを有する「水」のトータルソリューション企業としての総合力を生かし、今後も水環境インフラの持続・発展に貢献していく。

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