・安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現を加速
コマツは5月21日、油圧ショベル用アタッチメントの情報を見える化するトラッキングシステムを開発したと発表した。解体現場など、複数のアタッチメントを管理する顧客のニーズに応えるものとして、2025年度の国内市場導入を目指す。また、同システムを5月22日(水)~24日(金)までの3日間、千葉県・幕張メッセで開催される第6回 建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO 2024)にて展示する。
同システムは、アタッチメントに装着するトラッキングデバイスとコマツが自社開発した専用のアプリで構成されている。アプリ上でアタッチメントの所在地や稼働時間を把握できるため、複数のアタッチメントの管理が容易になる。また、アタッチメントの稼働時間に応じて、適切なタイミングでメンテナンス通知を送ることで、メンテナンス不足による故障発生の防止に役立つ。アタッチメントに関わる管理工数の削減や日々のメンテナンスのサポートにより、顧客の現場での生産性向上に貢献する。
また、2025年度の国内市場導入時には、同システムを通じて、各アタッチメントに最適な油圧ショベルの運転条件を半自動で設定する機能を追加する予定。これにより、現在、アタッチメント交換の際にオペレーターが手動で行っている油圧ショベルの運転条件の設定作業が軽減されるとともに、誤った設定による機械やアタッチメントの故障予防に貢献する。
同システムは、2023年10月に顧客の現場での実証実験を完了している。今後は、段階的にレンタル市場への導入を進め、顧客の現場での稼働データの情報収集を行い、2025年度の国内市場導入に向け、安全性、利便性、作業性能の更なる向上を図る。
コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上とESG課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指す。
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