和歌山県は5月14日、複写機向けクリーニングブラシを製造販売する、寺本パイル織物(和歌山県橋本市)と5月27日に立地協定を締結すると発表した。
同社は1970年代に当時毛皮織物が主流だった複写機用クリーニングブラシの 人工化に成功するなど、パイル織物の伝統技術と最先端の繊維技術をもとにした製品が 高く評価されており、クリーニングブラシが組み込まれた複写機向けクリーニングユニ ットで高いシェアを占めている。
今回、製造工程の内製化により一貫生産体制を構築することで、製品の品質向上及び製造工程の効率化を図るため、本社工場を増設することになった。
<立地計画概要>
立地場所:橋本市高野口町伏原625番地
敷地面積:4,770m²(延床面積:4,314m²)
雇用予定:新規地元雇用者30名(正社員19名、非正社員11名(3年間))
投資予定:約12億円(建物、設備)
操業時期:2026(令和8)年12月操業開始予定
<企業概要>
企業名:寺本パイル織物株式会社
所在地:橋本市高野口町伏原625番地
設立年月:1960(昭和35)年3月
代表者:代表取締役社長 寺本 英樹
資本金:1,000万円
売上高:4億5,300万円(令和5年5月期)
従業員数:30名(正社員 21名、非正社員9名)
業務内容:工業資材用機能性織物の開発・製造・販売
主な取引先:東英産業株式会社