コベルコ建機、クレーン施工計画策定支援ソフト「K-D2 PLANNER®」に 国内クレーン 4 社のモデルを標準搭載

・新たに、加藤製作所、住友重機械建機クレーンに対応

 コベルコ建機は、3D-CAD(Autodesk社製 Revit※1) のクレーン施工計画策定支援アドインソフト「K-D2 PLANNER®」に、コベルコ建機と㈱タダノのクレーンに加えて、今回、新たに㈱加藤製作所住友重機械建機クレーンのクレーンを標準搭載したと発表した。2社モデルを追加搭載したことにより、同社製クレーンを利用する現場において「K-D2 PLANNER®」 を利用できるようになった。これにより、国が推進する働き方改革や現場の安全性・生産性向上への貢献が期待できる。

<K-D2 PLANNER®」に標準搭載しているクレーンメーカーとモデル※2>

・コベルコ建機株式会社:クローラクレーン(50~500t クラス)
・㈱タダノ:ラフテレーンクレーン(13~100t クラス)/オールテレーンクレーン(100~700t クラス)
・㈱加藤製作所:ラフテレーンクレーン(13~80t クラス) /オールテレーンクレーン(110~400t クラス)
・住友重機械建機クレーン:クローラクレーン(55~500t クラス)

 国土交通省は建設業界における生産性の向上や人手不足の深刻化といった課題に対する取り組みとして2022 年度に「建築 BIM 加速化事業」を創設し、BIM/CIM 活用を積極的に推進している。その潮流に応 えるべく、2023 年4月に「K-D2 PLANNER®」の一般販売を開始した。

 「K-D2 PLANNER®」は、現場の手戻り防止と生産性向上のためのメーカー純正モデルを利用した高精度なシミュレーションソフト。最適クラスのクレーン選定機能による重機コストの削減のほかにも、直感的なクリック操作のみによる施工計画の断面図や平面図の作成や、3D上での吊り資材のクリック操作だけでの接地圧や負荷率などの自動計算など、設計工数の削減や計画精度の向上が期待できる。また、資材や重機情報などのエビデンスを残しながら、建て方の 3Dステップ図も作成できるので、顧客や現場との 円滑なコミュニケーションやイメージの共有を可能にする。

 これらの特長が好評で顧客における「K-D2 PLANNER®」の導入や検討が進んでいるが、標準搭載 しているモデルの拡充について要望が数多く寄せられていたため、今回の対応を行うことにした。

 コベルコ建機はこれからも経営理念である「ユーザー現場主義」に基づき、顧客のニーズに応えるべく、より付 加価値の高い製品・サービスを開発、提供していく。

※1 :Autodesk 社製の建築用 3D-CAD 。
※2 :2024 年 2月2日時点で、株式会社タダノ、株式会社加藤製作所、住友重機械建機クレーン株式会社とコベルコ建機が BIM データとして公開しているモデルを標準搭載している。今後公開される BIM データは随時対応していく。

 ニュースリリース