鍛圧機械、24年4月の受注は0.4%増の289.6億円

 日本鍛圧機械工業会は 5月15日、2024年4月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は289.6億円と、前年同月比で0.4%の微増となった。プレス系、板金系はマイナスとなったが、サービス系はプラスとなった。国内はサービスを除きマイナスで、輸出がいずれもプラスであった。ここにきて国内需要の一服感がみられ、中国をはじめ世界経済全体の不透明感が続くと見られることから予断を許さぬ状況といえる。

 機種別によると、プレス系機械が132.9億円で0.7%の微減となった。超大型プレスで2.8倍、油圧プレスが69.7%増であったが、大型・中型・小型プレス、フォーミング、自動化装置はマイナスとなった。
 板金系機械は84.3億円で5.5%の減となった。レーザ・プラズマは3.7%増、ブレーキも1.4%増であったが、パンチングは20.6%の減となり、サービス系は10.9%の増であった。

 国内は124.8億円で16.3%の減であり、鉄鋼24.5%減、金属24.1%減、一般28.4%減、電気12.6%減、輸送13.6%減と軒並みマイナスであった。

 輸出は92.4億円で24.8%の増であった。北米向62.5%増、インド向4.6倍増、韓国向61.1%増に対し、中国向29.4%減、東南アジア向42.4%減、欧州向61.3%減となった。

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