千代田化工建設、ニジオ向け大型蓄電池設備設置工事を受注

 千代田化工建設は5月9日、東京ガスが 100%出資する子会社である㈱ニジ オ(東京都港区)より、大型蓄電所の建設工事を受注し、 工事を遂行中であると発表した。

 我が国では、脱炭素社会実現に向け、再生可能エネルギーの導入拡大が求められる中、電力需給バラン スの安定化や出力変動の課題を解決するために、蓄電池の活用が求められている。

 同工事は、ニジオが東京ガスとの間でオフテイク契約を締結し、東京ガスが電力市場取引を行う目的で、 経済産業省資源エネルギー庁「令和5年度系統用蓄電池等導入・配電網合理化等再生可能エネルギー 導入加速化事業費補助金(系統用蓄電池等導入支援事業)」を活用し、大分県大分市に大型蓄電所を建設する計画であり、千代田化工建設は、蓄電池本体の設置および周辺機器を含めた設備の設計・調達・建設(EPC)業 務を受注した。

<蓄電所の概要>
所在地 :大分県大分市角子原
蓄電池出力 :25MW
蓄電池容量 :50MWh
着工時期 :2024 年 5 月
事業開始時期 :2026 年度(予定)

 今回の受注に際しては、千代田化工建設がこれまでエネルギー設備の建設で培った安全設計の知見や世界最大級の 蓄電池設備の建設実績、プロジェクトマネージメント能力等が高く評価された。

 千代田化工建設は引き続き蓄電所の EPC 業務をエネルギーマネジメント分野における柱として注力すると共に、蓄電 池を Virtual Power Plant(仮想発電所)向け分散型エネルギーリソースの一つとして活用することをはじ め、発電事業者や関連するステークホルダーに対する様々な検討とソリューション提供を通じ、脱炭素社会 に向けた再生可能エネルギーの活用促進、災害時のレジリエンス向上、経済的な電力システムの構築に 貢献していく。

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