三菱重工業が5月8日に発表した2024年3月期(2023年度)業績によると、連結受注高は、航空・防衛・宇宙セグメントをはじめ全てのセグメントで増加し、前年度を2兆1,827億円(前年度比48.5%増)上回る6兆6,840億円、売上収益は、航空・防衛・宇宙セグメントをはじめ全てのセグメントで増加し、前連結会計年度を4,543億円(前年度比10.8%増)上回る 4兆6,571億円となった。
事業利益は、エナジーセグメントをはじめ全てのセグメントで増加し、前年度を892億円(前年度比46.1%増)上回る2,825億円と なり、税引前利益も前連結会計年度を1,240億円(前年度比64.9%増)上回る3,151億円となった。 また、親会社の所有者に帰属する当期利益は、前年度を915億円(前年度比70.2%増)上回る2,220億円となった。
2023年度における世界経済は、米国の景気回復や新興国の成長等により持ち直したものの、欧米での金融引締めや中国の不動産市場停滞等を背景として、緩やかに減速した。一方、日本経済は、雇用・所得環境の改善等に より徐々に回復したが、物価上昇や中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等、今後の先行きには不透明感 が残る状況となった。
■2024年度の業績見通し
2024年度の業績は、売上収益4兆9,000億円(前年度比5.2%増)、事業利益3,500億円(同23.9%増)、税引前利益3,300億円(同4.7%増)、親会社の所有者に帰属す る当期利益2,300億円(同3.6%増)の見通し。 (未確定外貨に係る円の対ドル、ユーロの為替レートの前提は、1ドル145円、1ユーロ155円)。
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