日本鍛圧機械工業会は 3月8日、2024年2月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は251.8億円と、前年同月比で0.2%の微減となった。プレス系とサービス系はプラスとなったが、板金系がマイナスだった。
プレス系、板金系ともに輸出がマイナスとなり、世界経済全体での低迷が影響しているものと考えられる。一方、国内においては比較的堅調に推移している。
機種別によると、プレス系機械が85.6億円で1.5%の増となった。特に油圧プレスが2.9倍増でフォーミングも11.1%増となったが、超大型・大型・中型・小型プレスはマイナスとなった。板金系機械は84.1億円で15.3%の減となった。ブレーキは9.2%増だったが、パンチング3.2%減、レーザ・プラズマも47.1%の減だった。サービス系19.7%の増だった。
国内は119.2億円で6.9%の増であり、鉄鋼3.5倍増、一般49.0%増、輸送3.4%増で、金属、電気がマイナスだった。
輸出は50.5億円、29.9%の減だった。インド向4.1倍増、東欧向も増、北米向23.1%減、中国向97.4%減、欧州、韓国・台湾、東南アジア向けもマイナスとなった。