コベルコ建機、アフターセールス本部を新設

 コベルコ建機は3月5日 、4月1日付けで社長直下の組織として、国内外における新車販売後のメンテナンスや修理、部品販売を中心としたストックビジネスの強化を目的に「アフターセールス本部」を新設すると発表した。

 コベルコ建機を取り巻く市場環境は、先進国における労働人口の減少や働き方の変化に伴うサービス要員不足が懸念されること、新車性能の改善とともにその入れ替えサイクルが長期化していることなどから、顧客が保有する機械のアフターフォローをより充実し、迅速に対応していく必要が高まっている。

 こうした課題認識のもと、新車を購入したすべての顧客が安心・安全に利用できることを最大の狙いとして、アフターセールス本部を新たに設置することにした。

 具体的には、DX を活用した、故障を未然に防ぐための予防保全強化や、故障発生時に迅速に対応するための サービス品質の均一化、部品を欠品させないロジスティクス体制の確立、戦略部品の開発推進と提供、再生部品の拡大などに取り組んでいく。このような取り組みを通して、機械パフォーマンスの最大化、稼働現場を止 めないことなどにより、顧客満足度のさらなる向上を実現するサービス体制を構築していく。

 また、新車購入からアフターサービス、新車買い替え、さらには中古車転売までの全過程において、DX 化を 加速させ、顧客との接点をさらに増やしていくことで、稼働機のサポートをより強化していく。

 コベルコ建機グループは、2024 年度から始まる次期中期経営計画において、ストックビジネス、新車販売、IOT を駆 使した先進技術をはじめとするコトビジネスを経営の 3 本柱として、「ユーザー現場主義」に基づき、新たなス テージに挑戦していく。

 コベルコ建機のアフターセールス本部リリース