日本鍛圧機械工業会は 2月8日、2024年1月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は258.5億円と、前年同月比で4.0%減で、4ヵ月連続のマイナスとなった。
板金系機械・サービス系はプラスとなったが、プレス系がマイナスであった。特にプレス系の輸出でキャンセルがみられ、世界経済全体の停滞の影響が出てきているものと思われる。今のところ先行きは不透明と言わざるを得ない。
機種別 によると、プレス系機械が97.0億円で25.8%減となった。超大型・大型プレス・小型プレスはプラスだったが、中型プレス・油圧プレス・フォーミングがマイナスとなった。
板金系機械は83.1億円で11.4%の増となった。パンチング4.5%増、ブレーキ24.0%増、レーザ・プラズマも4.1%の増であった。サービス系も22.4%の増であった。
国内は103.3億円、前年同月比10.6%の減であり、金属49.5%増、一般15.9%増、鉄鋼33.3%増であったが、輸送、電気がマイナスであった。
輸出は76.8億円、前年同月比14.4%の減であった。北米向が2.2倍の増、東南アジア向19.9%増、欧州向20.4%増となったが、中国、韓国・台湾、インド向けはマイナスとなった。