斗山ボブキャット、23年売上は12%増の約75億ドル、EBITは29%増の約11億ドル

・24年売上予想は、7,300百万ドル(2.4%減)、営業利益は781 百万ドル(26.7%減)

 Doosan Bobcat(斗山ボブキャット): 2023年2月7日

 斗山ボブキャットは2月6日、2023年の連結財務諸表に基づいて、年間売上高は7,476百万ドル(前年同期比12.0%増)、EBITは1,065百万ドル(同28.5%増)、純利益は706 百万ドル(同41.5%増)だったと発表した。以下、2023年第4四半期レポートより抜粋。(ウォンベースはレポート参照)

 カミンズ2023年第4四半期と通期データ

■2023年第4四半期

・売上は好調な前年度とほぼ同水準。

・マーケティング費用は増加したものの、インフレの緩和と物価の現実化により営業利益は6%増益。

・EBITが増加したにもかかわらず、純利益は一時的な影響で前年比24%減。

■2023年通期

・NA(北米)での堅調な需要とサプライチェーンの緩和による数量増加により、売上高は12%増加。

・増収、製造原価低減、一時利益等により、営業利益率14%を達成。

・営業利益の増加と為替関連損失の減少により、純利益は42%増加。

<セグメント別>

・コンパクト機器:コア製品に対する堅調な需要とプラスの価格実現により、前年比 10% の成長を達成。

・マテリアルハンドリング:NAでの旺盛な需要に基づき、またも好調な業績を達成。

・ポータブル発電:サプライチェーンの緩和とNAでの需要継続により26%成長。

<地域別>

・北米:サプライチェーンの改善と生産能力の増加による生産量の増加により、全セグメントの売上が15%増加。

・EMEA(欧州・中東・アフリカ):コア製品への高い需要により 7% 成長 (為替を除くと +4%)。

・ALAO(アジア・中南米・オセアニア):高金利によりアジアおよびOCでの需要が減少したにもかかわらず、収益は前年並み。

■2024年の見通し

・買い手市場への移行により、収益は若干減少すると予想される。

・前期比一時利益、マーケティング費用の増加、基礎強化のための研究開発費・販管費の増加により減益。

<地域別>

・NA(北米):主力製品の需要が高まる中、積極的なマーケティング活動により同様の収益が見込める。金利が高いため中程度。

・EMEA(欧州・中東・アフリカ):ME(中東)の売上増加により、EUでの需要減少による悪影響が緩和される。

・ALAO(アジア・中南米・オセアニア):経済的不確実性にもかかわらず、MH² および PP3 の価格設定により収益の減少を最小限に抑える。

<セグメント別>

・CE(コンパクト機器):コア需要は引き続き堅調に推移すると予想される 。

・MH(マテリアルハンドリング):NAとEMEAでのブランド変更により前年水準を維持する見込み。

・PP(ポータブル発電):先送り需要の解消により若干の減少を見込む。

<市場環境>

 北米 – 経済見通しに関する論争にもかかわらず、建設支出は増加し続けている。

 鉱工業生産は堅調を維持しているが、製造業PMIは依然として縮小している。非住宅部門が増加し、住宅部門が回復する中、建設支出は依然として高騰している。

 ○北米 – 金利が高止まりするためボラティリティが続く。

 ○住宅ローン金利が高止まりする中、住宅市場指数は基準値を下回る水準で推移。「新設住宅許可はあるものの着工はしていない」は高止まりも鈍化、新設住宅着工戸数は変動。

 欧州 – 不況の懸念が残る

 ○ユーロ圏の主要センチメント指標は基準を下回ったままだがわずかな改善を示している。建設データは減速を示す。

 詳細は、IRページ(2023年第4四半期レポートは一番上にあります)

 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。