和歌山県は1月30日、誘致企業である田村薬品工業(大阪市中央区)が橋本市の紀北橋本エコヒルズ「紀ノ光台」にある紀ノ光台工場の増設を決定し、協定調印式を2月5日に和歌山県庁で行うと発表した。
薬のまち道修町(大阪市中央区)に本社を置く同社は、医薬品・医薬部外品及び健康 食品、清涼飲料水の製造・販売を手掛ける総合医薬品製造メーカーであり、大手製薬企業製品の受託生産を行うとともに、研究開発した自社製品の製造・販売を行っている。
また、事業目的として定める「未来にチャレンジする健康開発企業」を実現するため、 創薬体制の刷新、受託事業の拡充を図り、顧客ニーズに迅速に対応できるシステムの構築に取り組んでいる。
今回、大手製薬企業からの受託生産の更なる増加が見込まれることから、医薬品の製造管理及び品質管理の世界基準(GMP)に対応した最新鋭の紀ノ光台工場を増設する運びとなった。
<計画概要>
所在地:橋本市紀ノ光台三丁目2-1 (現紀ノ光台工場敷地内)
敷地面積:49,016m²
延床面積:2,889m²
雇用予定:正社員11名(3年間)
投資額:約29億1千万円
業務内容:医療用医薬品の受託製造
操業開始時期:2025年4月予定
<田村薬品工業株式会社>
所在地:大阪市中央区道修町2-1-10
創業年月:1934(昭和9)年3月1日
設立年月:1948(昭和23)年6月26日
代表者:代表取締役社長 田村 大作
資本金:6,000万円
売上高:85億200万円(2023年12月期見込み)
従業員数:408名(正社員334名、非正社員74名)
業務内容:医薬品・医薬部外品の製造販売