・金属表面処理薬剤生産工場、100億円投資
日本パーカライジング(東京都中央区)は1月29日、 金属表面処理薬剤生産工場を福岡県北九州市若松区に新規に建設すると発表した。同日、北九州市と立地協定を締結した。
新工場は、金属表面処理薬剤を生産する九州第一工場(福岡県鞍手郡鞍手町)および福山第二工場(広島県福山市) を統合再編することで、西日本地区の生産能力増強および生産性向上を図ることを目的に、同社グループにおける金属表面処理薬剤生産の主要拠点として新たに建設するもの。
新工場は、 2025年 4 月から建設を開始し、2026 年 9 月竣工、2027 年 4 月稼働開始を予定している。
新工場では、自家消費型太陽光発電設備の導入、再生可能エネルギー100%電力の調達、AIの活用等による消費エネルギーの削減等を通じ、CO2排出量実質"ゼロ"化工場を目指すとともに、重筋作業の負担軽減、温熱環境の改善、バリアフリー環境の実現等、安全性・多様性に配慮した工場を目指す。
また、将来的には、海外グループ会社へ新規生産システムの水平展開や世界標準品質の確立に向けた人財育成を進める拠点としての役割も担う。
同社は 1928 年の創業以来、長年にわたり、表面改質技術のスペシャリストとして、 時代の先を見据え、飽くなき探究心と高度な技術開発で世界を牽引していく。
<新工場の概要>
住 所 :福岡県北九州市若松区向洋町 10-105
敷地面積 :45,833 ㎡
建屋面積 :延べ約 13,000 ㎡
生産品目 :金属表面処理薬剤
投資額 :100 億円(予定)
スケジュール:2025 年 4 月着工、2026 年 9 月竣工、2027 年 4 月稼働(予定)
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