豊田合成、米国で自動車用の内外装部品の生産能力を強化

 豊田合成は1月26日、重点市場である北米における自動車用の内外装部品の販売拡大に対応するため、米国の子会社であるTGミズーリ株式会社(TGMO)とTGケンタッキー有限責任会社(TGKY)の生産能力を強化すると発表した。投資額は2,100万米ドル(約31億円、146円換算)。

 今後、カーメーカーが投入する電気自動車(BEV)など多種多様なクルマの進展を見据え、車両のフロント・リア部を構成する各種大型塗装品などにおいて、幅広いバリエーションの製品を供給できる体制を整備する。

 工場の建屋を拡張し、省エネ効果の高い電動大型成形機や高効率な塗装設備などを導入。また、製品の組付け・搬送の自動化や生産工程を一元管理するIoTシステムなど、当社で最新の生産技術を盛り込むとともに、工場内の生産レイアウトを最適化し、生産性の向上を図る。

 同社は、中長期経営計画(2030事業計画)で北米を重点市場と位置づけており、今後も北米での開発・生産体制を拡大し、同市場におけ顧客のニーズに柔軟かつ迅速に応えていく。

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