日本ロボット工業会、2023年10~12月期 【会員ベース】ロボット統計受注・⽣産・出荷実績を発表

・2023年10~12月期は前年同期比 28.6%減少

・2023 年受注額は前年比 24.3%減少

 日本ロボット工業会がまとめた2023年10~12月期 【会員ベース】ロボット統計受注・⽣産・出荷実績によると、受注額は2023 年 10~12 月期は、受注額が対前年同期比 28.6%の減少、生産額が同 19.8%の減少となった。受注額は同期では 2017 年以降最も低い水準となっている。

 出荷実績をみると、国内向けは、用途別では組立用や半導体用で減少となったものの、実装用やマテハン用は堅調さを維持している。輸出は溶接用が大幅減となったほか、実装用や半導体用など他主要用途でも減少となった。

 2023 年年間としては、受注額が対前年比 24.3%の減少、生産額は同 11.1%の減少と、ともに前年を大きく下回った。世界的な自動化需要がある中で、世界経済を覆う各種リスクと先行き不透明感の更なる高まり、一部地域や用途における設備投資意欲の急速な弱まりが顕在化している。

 会員と非会員を含めた年間実績は、受注額は対前年比 23.6%減の約 8,490 億円、生産額は同 11.2%減の約 9,060 億円を見込む。

 受注・生産・出荷の各状況は、ニュースリリース(添書2310-12

 データPDFファイル  IR2023-10-12