プライメタルズ テクノロジーズ、JSWスチールU.S.A.向け真空タンク脱ガス装置導入による連鋳インフラ更新工事を受注

 ロンドン 2024年1月 24日

・鉄鋼生産をよりクリーンにする北米最大のツインステーション真空タンク脱ガス装置

・2ストランド連鋳機の大幅更新でスラブ内部品質を改善

・30日間の非常に短い運転停止期間を予定

 プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は JSW スチール U.S.A.のオハイオ州ミンゴ ジャンクション拠点にあるスラブ鋳造インフラ更新工事を受注しました。 本工事範囲には、製鋼、二次冶金、連続鋳造工程が含まれ、同社が鋳造する高機能鋼種が拡充されるため、新たな市場への参入を可能にします。

 このプロジェクトは既に着工されており、完工予定は2025年後半です。

■北米最大の真空タンク脱ガス装置
 当社は、乾式メカニカル真空ポンプシステムを備えた230トンの真空タンク脱ガス装置(vacuum tank degasser、以下 VTD)の据付を行います。 北米最大サイズのこのVTDはさまざまな工程で炭素、酸素、窒素、水素、硫黄のレベルを低減し、JSWスチールU.S.A.の鉄鋼生産をよりクリーンなものにします。

 プライメタルズ テクノロジーズ U.S.A. 上流設備機器責任者 Joerg Buttler氏談 「JSWスチールU.S.A.は、スペースが限られたミンゴ ジャンクション拠点にこのVTD設置を希望していました。当社はJSWのミンゴチームと密接に連携し、スペース、予算、冶金上の目標に応じた特別設計を行いました。」

 VTDの設計には、乾式メカニカルポンプ、真空フィルター、集塵装置など、プラント全体の機械・電気設備が含まれており、新たに導入する原材料ハンドリング技術、関連補助システム、冶金プロセスモデル、レベル1とレベル2の完全自動化システムの統合も行います。 新たに導入する原材料ハンドリング技術、関連補助システム、冶金プロセスモデル、レベル1とレベル2の完全自動化システムの統合も行います。

 JSWスチールU.S.A. ミンゴ ジャンクション COO Jonathan Shank氏談
 「この度の更新工事で当社の供給能力が強化され、ビルド・アメリカ-バイ・アメリカ法(BABAA)に準拠しながら再生可能エネルギーとインフラ市場の拡大するニーズに対応できるようになることを楽しみにしています。
当社の持続可能性へのコミットメントを強めると同時に当社の製品ポートフォリオが拡大し、成長への勢いがさらに増すでしょう。」

 詳細は、ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。