コベルコ建機は1月25日、2024 年 1 月 18 日、五日市工場(広島県広島市佐伯区五日市)おいて、「第 8 回 コベルコ建機グループ QCサークル大会」を開催したと発表した。
■コベルコ建機の QC サークル活動について
QCサークル活動とは、Quality(品質)Control(管理)する小規模集団の活動を意味し、日本の製造業に広く浸透している改善活動の手法。コベルコ建機では、各工場・各職場の課題に見合った改善を見出し業務にすばやく反映するため、QC サークル活動を全世界の拠点で積極的に展開している。サークルごとに見つけた課題をテーマに、各々の役割を決めて日々解決に主体的に取り組むことで、一人ひとりの改善力を高め、現場レベルを底上げすること を目的としている。
この活動では、各拠点で毎月 1 回、実際の生産現場を見ながら進捗報告を行っている。加えて、拠点を超えて国内外の事例を共有し、特に優れた改善事例を表彰する場として、毎年 1 回、「コベルコ建機グループ QC サークル大会」を開催している。
■「第 8 回 コベルコ建機グループ QC サークル大会」について
今回の QC サークル活動には国内外から 187 サークルが参加し、各事業所・工場での予選会を勝ち上がった代表 9 サークルが「第8回 コベルコ建機グループ QC サークル大会」に集い、活動報告を行った。
今回、金賞に輝いたのは、大久保事業所のサークル「R&B」による「新機種先行塗装のキズ防止策~玉 掛作業に変革を!~」。クレーンの荷重試験時、アタッチメントの組立・分解作業でアタッチメント に付いてしまっていた塗装の傷は、従来、後から補修していた。それを仕方がないことと捉えず、サー クル内で議論や試行を重ねて傷がつかない手法を編み出し、工数やコストを削減できた点が評価された。
そのほか大会では、若手社員が危険を感じている作業についてベテラン社員と認識のすり合わせを行い、 作業工程における安全性を高めた取り組みや、DX 技術を駆使して生産工程における無駄を省き、作業時間 を削減する取り組みなどが報告され、参加者は学びや気づきを各々の職場に持ち帰った。
大会の表彰式において、山本 明社長は下記のとおり述べた。
「コベルコ建機は社会課題の解決に貢献し、持続可能な社会の実現に挑戦し続ける企業でありたい。その ためには、この QC サークル活動がベースとなる。人を育てていくことは非常に大事。人材育成のためには、 自分たちで考えること、コミュニケーションをとることが基本となる。この QC サークル活動の中で多くの 人が育っていると考えている。」
今後も、コベルコ建機は、最高品質の製品を開発・製造するため、その土台となる人を育て、自らの能力 をいかんなく職場で発揮できるための活動を継続して行っていくとしている。
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