村田機械、グループ会社のムラテックメカトロニクス(滋賀県竜王町)で新生産棟建設

 村田機械(京都市伏見区)は1月15日、生産子会社のムラテックメカトロニクス㈱滋賀事業所(滋賀県蒲生郡竜王町)において、既存工場を建て替え、電子基板や制御盤等の電装品の生産能力増強をはかると発表した。既に2023年7月に着工し、2024年6月の稼働開始を予定している。

 滋賀事業所では、村田機械グループの各種FA製品向け制御盤などの電装品の生産を行っている。近年の半導体需要の急上昇により、OHT(天井走行台車)を中心とした村田機械の半導体製造工場向け搬送システムの生産が拡大する中で、滋賀事業所で製造している同システム向け制御盤の生産能力拡充が課題となっており、今後のさらなる需要拡大に対応すべく、建て替えにより生産スペースを拡大するもの。

 ムラテックメカトロニクスは、制御盤やプリント基板などの電装品を担っていたムラテック竜王(現ムラテックメカトロニクス本社・滋賀事業所)とデジタル複合機の生産拠点であった村田機械大分工場(現ムラテックメカトロニクス大分工場)を統合し2010年に設立した。大分工場(大分県豊後高田市)でも2023年3月に新棟を建設し、FA製品向けプリント基板の生産能力を増強している。

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