新明和工業、ワイヤーハーネス検査装置の世界大手メーカーEMDEP Group(スペイン)と業務提携

・自動電線処理機事業のグローバル展開を加速

・インターネプコンジャパンの同社ブースでEMDEP社が共同出展

 新明和工業は、産機システム事業部の主力製品である自動電線処理機のさらなるグローバル展開の一環として、2023年5月に、スペインのワイヤーハーネス(組電線)の組立および検査装置の世界的大手メーカー EMDEP Group(以下、EMDEP社)と戦略的業務提携を締結した。両社の関係性を具体的に示す最初の機会として、2024年1月24日(水)から1月26日(金)の間、東京ビッグサイトで開催される「第38回 インターネプコン ジャパン」において、同社ブースにEMDEP社製の装置を展示するコーナーを設け、共同出展する。

■業務提携の背景
 EMDEP社は、ハーネス検査装置のグローバルメーカーであり、世界に21の生産拠点を保有し、特に欧州市場で盤石な商流を有している。一方、新明和工業は、ワイヤーハーネスの製造工程において、電線を加工する自動電線処理機の老舗メーカーで、アジアおよび北米市場において、主に日系ハーネスメーカー向けに高いシェアを有している。今回の業務提携は、自動車業界の再編が進む中、両社が協業し、双方の強みを生かすことで、ワイヤーハーネス業界におけるグローバル市場でのプレゼンスおよび影響力を高め、売上規模の拡大を図ることを目的としたもの。

 また、サステナビリティ経営を推し進める新明和工業では、EMDEP社の拠点を活用することで、カーボンニュートラルの実現に向けた諸施策も推進していく。

 EMDEP社に対しては、今後も新明和工業内の展示スペースに同社の一部製品を常設したり、主要な展示会で共同出展し、当社の顧客に直接プロモーションできる機会を設けるなど、関係性の強化に取り組んでいく。

<主な提携内容>
1両社の影響力が及ぶ地域における商流、商材の共有。

2EMDEP社の工場にて、新明和工業の一部装置のコンポ―ネントを生産。

3双方の実績のある国・地域における製品プロモーションと商品化支援。

4アフターサービスやメンテナンスに関する技術サービスの相互提供。

 詳細は、ニュースリリース