ブラザー工業は1月18日、子会社である兄弟機械商業(上海)有限公司が、中華人民共和国の江蘇省南京市に、中国国内では5カ所目となる、工作機械のショールームを併設するテクノロジーセンターを新設したと発表した。今後は、工作機械の展示に加え、各種セミナーの開催、顧客のサービスサポート活動などを行う拠点として活用していく。
ブラザーは、工作機械の展示を行うショールームを併設し、各種セミナーやサービスサポート活動を行う拠点をテクノロジーセンターの名称で、国内に5カ所1、海外に10カ所2設置している。南京市においては、2019年に江蘇省および隣接する安徽省への営業活動強化を目的として営業拠点を設置したが、その後の沿海部から内陸部への自動車関連を中心とした産業の広がりと、それにともなう工作機械需要の増加に対応するため、このほど、営業拠点に代わり、ショールームを備えたテクノロジーセンターを新設することとなった。中国におけるテクノロジーセンターは、上海市、東莞市、重慶市、寧波市に続き5か所目となる。
施設内には、SPEEDIO(スピーディオ)シリーズの「W1000Xd2」、「M300Xd1-5AX」、「U500Xd1」、「H550Xd1」、「S700Zd1」、「R450Xd1」の6機種を展示しており、顧客が部品を持ち込み、デモ加工を行うことも可能。
今後は同施設を活用して、サービスサポート活動を強化するほか、実機の展示や部品のデモ加工を通じて、顧客にブラザーの工作機械の高い生産性を知ってもらうための取り組みを推進していく。
※1 愛知、東京、大阪、仙台、北関東(群馬)
※2 米国、メキシコ、ドイツ、タイ、インド(2カ所)、中国(4カ所)
<ブラザーテクノロジーセンター 南京 概要>
所在地:Room 106, Building 02, Tian’an Cyber City, No. 36 Yongfeng Avenue, Qinhuai District, Nanjing, Jiangsu Province, China
施設用途:工作機械の展示、セミナー開催、サービスサポート活動等
延べ床面積:745.87m2(ショールーム部分 : 350m2)
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