日本食研、タイに新工場を建設、アフターコロナで世界戦略を加速

 ブレンド調味料から加工食品、資材まで幅広く取り扱う大手総合食品メーカー、日本食研ホールディングス(愛媛県今治市)は1月17日、2023年11月よりタイ王国にブレンド調味料製造工場の建設を開始したと発表した。同工場は日本食研の海外現地法人であるタイ日本食研の本社工場で、日本国外における6か所目の工場となる。なお、タイ王国での需要増加への対応と東南アジア全域への製品供給を目的として、投資総額28億円で2025年1月の稼働を目指している。

 2023年度(2023年9月期)の日本食研グループ16社連結売上高は過去最高の1,377億円(前期比110%)となり、そのなかで海外事業の売上高は158億円、直近5年間で1.7倍に増加しグループの成長をけん引している。なお、今後は更に海外事業への投資を加速し、営業拠点は2年間で13か所の新拠点開設を予定し、生産拠点はタイ王国に続いて米国工場の第2期増築工事、さらに欧州では初めての新工場建設を予定している。

<タイ日本食研株式会社 本社工場 概要>
工場名:タイ日本食研株式会社 本社工場
所在地:タイ王国 チョンブリ県
敷地面積:51,924㎡
延床面積:5,685㎡
建築面積:4,070㎡
建設:Thai Takenaka International Ltd.(竹中工務店現地法人)
構造:鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造) 三階建て
着工:2023年11月1日
竣工:2024年10月予定
稼動:2025年 1月予定
生産品目:液体・粉体ブレンド調味料
生産能力:9,500t/年
初期投資額:約28億円

<タイ日本食研株式会社 会社概要>
会社名 : NIPPON SHOKKEN (THAILAND) CO., LTD.
本社所在地 : タイ王国 バンコク都
(B.B.Building, 21fl., Room #2111, 54 Sukhumvit 21(Asoke)Road, Klong Toeynua, Wattana, Bangkok, 10110 Thailand )
※本社工場竣工と同時に移転を予定
設立 : 2022年10月11日
資本金 : 1億バーツ(3億9,800万円)
代表者 : 取締役社長 大坂 博和
社員数 : 35名
事業内容 : ブレンド調味料(粉体・液体)の製造・販売

 ニュースリリース