鍛圧機械、23年12月の受注は26.2%減の247.7億円、3ヵ月連続のマイナス

 日本鍛圧機械工業会は 1月15日、2023年12月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は247.7億円と、前年同月比で26.2%減で、3ヵ月連続のマイナスとなった。プレス系機械・板金系機械・サービス系いずれもマイナスであった。特にプレス系の落ち込みが大きく、世界経済全体の停滞の影響は国内投資でも出てきており、下振れの傾向はしばらく続くものと思われる。

 機種別によると、プレス系機械が81.2億円で40.3%減となった。中型プレスは20.8%増、フォーミング1.1%増であったが、超大型・大型プレス・油圧プレスが大幅減、小型プレスもマイナスであった。

 板金系機械も88.1億円で22.5%減となった。パンチング20.9%減、ブレーキは29.2%減、レーザ・プラズマも16.5%減であった。サービス系も8.8%の減であった。

 国内は96.7億円、前年同月比40.4%の大幅減であり、金属製品のみがプラスで、輸送、電気、一般、鉄鋼は軒並みマイナスであった。

 輸出は72.7億円、前年同月比17.0%の減であり、中国が久しぶりのプラスであったが、北米41.0%減、欧州27.0%減、韓国30.7%減、東南アジア19.7%減となった。

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