東亜建設、シンガポール・トゥアス港コンテナ集積場及びバスターミナル建設工事を受注

 東亜建設工業及びSantarli Construction Pte. Ltd. 社(シンガポール共和国)の共同企業体(JV)は、1月12日 、PSAコーポレーションリミテッド(シンガポール共和国)より、シンガポール共和国トゥアス港の隣接地でのコンテナ集積場及びバスターミナルの建設工事を受注したと発表した。価格は非公表。

 東亜建設工業の中期経営計画では、海外工事における現地建設会社との協業及びODA以外の工事拡大、多工種化の推進を掲げており、同建築工事はそれを実現するものになる。

 また、トゥアス港では、2021年より順次コンテナターミナルの運営が開始されており、現在においても、2040年代の完成に向けた港の開発や関連施設の建設が計画されているが、開発・建設によるCO2排出が課題となっている。そのような中で、今回受注した工事では、将来を見据えた持続可能な港の開発を目指すPSA社の方針をもとに、共同企業体より提案した低炭素型コンクリートの活用が採用された。これにより、トゥアス港の建設におけるCO2排出量の削減が期待されている。

 東亜建設工業は、同工事の完成に向け着実に施工を行い、2040年代に(年間コンテナ取扱量6,500万TEUの)世界最大自動化コンテナ港を目指すトゥアス港並びにシンガポール共和国の発展に貢献していくともに、今後もより一層、気候変動の緩和と気候関連問題への適応に向けた取組みを進めていく。

<工事概要>
工事名称:トゥアス港 コンテナ集積場及びバスターミナル建設工事
発注者:PSAコーポレーションリミテッド
請負者:東亜建設工業・Santarli Construction共同企業体
完成時期:2025年4月予定

 ニュースリリース