ナブテスコは1月9日、コーポレート・ベンチャー・キャピタルとして設立した Nabtesco Technology Ventures L.P. を通じて、建設機械向けDXプラットフォームを提供するフランスのHiboo(ヒブー)社に出資したと発表した。
Hiboo社は建設機械のデータを一元的に活用することで、建設業界の生産性・収益性向上を目指すサービスプロバイダー会社。今日の建設現場では、建設機械の状態監視システムが進む一方で、異なるメーカーの建設機械から得られるデータを一元管理するソリューションが存在せず、現場におけるデータ活用の課題となっている。
この問題に対し、Hiboo社は顧客が保有する建設機械のテレマティクス・システム、センサーなどから得られる80以上の各種データの一元管理を実現するプラットフォームを開発・提供しており、そのサービスは既に50か国以上、約5万台に及ぶ建設機械をカバーしている。
ナブテスコは、今回の出資を通じ、建設機械の現場での稼働状況を把握することにより、製品に求められる性能等のニーズをいち早く収集し、今後の製品開発に活用していく。
ナブテスコは、今後もCVC活動を通じて、建設業界をはじめとする様々な業界のデジタル・トランスフォーメーションに貢献していく。
<Hiboo社の概要>
会社名:Hiboo systems, SAS
代表者の役職・氏名 :Clément Bénard, Co-founder and CEO
本社所在地 :6 Place du Colonel Bourgoin 75012 Paris, France
設立:2017年
事業内容:建設機械の各種データ利活用を可能にするDXプラットフォームの提供
URL:https://www.hiboo.io/
■ナブテスコ株式会社について
2003年に帝人製機株式会社と株式会社ナブコの統合により誕生。独創的なモーションコントロール技術で、生産現場の自動化や陸海空の安全・安心・快適な移動を支える機械コンポーネントメーカー。CVC活動によるスタートアップとの共同開発等の共創を積極的に進めている。