新年あけましておめでとうございます。
本年より代表取締役社長に就任いたしました。
昨年は、前任社長のもとで悩みの種であった製品供給問題もひと段落し、工場も過去最高の生産台数を達成することができました。今年は、次期中期経営計画の初年度となり、さらなる成長を目指して参ります。
外部環境は、事業活動はもちろんのこと、インバウンド需要等新型コロナウイルス感染症以前の通常の経済活動に戻ってきているものの、ウクライナ侵攻はいまだ終結を見せず、さらに直近ではガザ地区で軍事行動が起こっています。昨年までは北米、日本の需要が安定していましたが、今年も世界情勢は引き続き混とんとしており、想定以上の円安、米中問題等引き続き世界経済は予断を許さない状況です。
中国市場は底を打った状況とはいえ、不動産市況等から建設市場が回復するのか、あるいはそれがいつになるのかは不透明な状況です。欧州、東南アジアは、すでに市況は減速、東南アジアは中国メーカの進出が加速し、以前に増して厳しい競争環境になっています。北米需要は好調を続けるも、金利政策あるいは、大統領選の状況をみて景気動向を注視していく必要があります。国内も比較的安定していますが、地区別、あるいはセグメント別にみるとまだら模様となっており、機械稼働状況をみながらのコントロールが必要と考えています。
一方で、先を見据えた活動も本格化させます。これから10〜20年技術革新も進み、業界も大きく変わっていきます。こんな中、当社は持続可能な社会を目指し、昨年カーボンニュートラルへの対応として電動化推進室を新設。量産化へ向けて歩みを進めるとともに、さらには自律運転を目指し、親会社の住友重機械工業技術研究所と協業し、将来へ向けた技術研究そして商品化を進め、環境問題や労働力不足などこれらを解決し持続する社会へ貢献して参ります。
最後に皆さまが健康、安全で素晴らしい一年であるよう祈念いたします。
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